【新築・リフォーム】住宅での床工事とその種類について

2024.03.12

山口県で新築工事・内装リフォームを承っております、田村〈侍〉大工工業所です。

住宅の床は、建物や工法によって下地に違いがあり、フローリングをはじめとしたさまざまな仕上げ材が使用されています。
これから新築を建てる方、リフォームをする方は、どのような工事が行われるのか調べることと思いますが、よく分からないことのほうが多いかもしれません。

今回は、住宅で行われる床工事の種類について、ご紹介したいと思います。
ぜひ参考にしてみてくださいね。

■ 床構造の種類について

住宅の場合、このような方法で床が造られます。

【戸建て住宅】

・根太張り工法

床の下地には、根太(ねだ)という木でできた構造があり、床を支える骨のような役割を果たします。
この根太の上から直接フローリングを張るのが、根太張り工法です。
なお、この工法は現在の新築工事だと、あまり行われていません。
次に紹介する捨て張り工法と比べて材料が少なく、費用を抑えられますが、耐荷重が低いのでピアノなどの重い物は置けません。

・捨て張り工法

根太の上に、コンパネという木の板を張ってから、仕上げ材を張る工法です。
耐荷重が高く、重い物を置けますが、費用は高くなるでしょう。
現在の新築工事ではこちらが一般的です。
根太張りの場合は、強度を求められるためフローリングに厚みがありましたが、こちらはコンパネが支えてくれるため、フローリングが薄めです。
クッションフロアやフロアタイルを施工する場合も、こちらになるでしょう。

【マンションなど】

・直貼り工法

マンションは鉄骨造・鉄筋コンクリート造のため、床や壁の下地はコンクリートになっています。
このコンクリート下地(スラブ)の上に直接、フローリングなどを張るのが直貼り工法です。
マンションは防音が重要なので、防音機能のあるフローリングを使用します。
ひと昔前のマンション・団地では一般的で、近年減少傾向にありましたが、二重床よりコストカットできることから、徐々に新築マンションに取り入れられるようになっています。

・二重床

スラブの上に支持ボルトを置き、その上にもう一つ床をつくるのが二重床です。
スラブから離れているため、音が伝わりにくく、床との間に配管や配線を通せることから、後々リフォームをしやすい構造といえます。
通常より階高を高くする必要があり、費用がかかる床です。
比較的新しい工法のため、古いマンションでは見かけません。

■ リフォームの床工事

リフォームする場合は、このような方法があります。

・張替え

古い仕上げ材を剥がして、新しい仕上げ材を張る方法です。
捨て張り工法であれば、フローリングからクッションフロアにするなど、仕上げ材の変更もできるでしょう。
根太張り工法だと、剥がしてから捨て貼りをするため、高さが変わる可能性があります。
傷みが激しい場合などは、張替えが向いています。

・上張り

古いフローリングの上から、新しい仕上げ材を張ります。
張替えよりもリーズナブルで、廃棄物が少なく済みます。
高さが変わるため、クローゼットや扉が引っ掛からないように調整する必要があるでしょう。
原則、元がフローリングの床でないと施工できません。

・補強、補修工事

築年数がたっている場合だと、構造部分が弱くなっている可能性もあり、補修工事が必要になることもあるでしょう。
また、重い物を置けるようにするには、補強工事を行います。

■ このような床にすることも

床のリフォームでは、このような床にすることもできます。

・車いすに対応できる

高齢や障害によって、車いすが欠かせないようになると、床によってはキズが付きやすくなります。
床工事で車いすに対応できるフローリングにすると、タイヤ痕が残らず、強度を保てるでしょう。

・ペットの足を守る

滑りやすい床の場合、ペットの関節を傷めることにつながります。
ペットの爪に強く、かつ関節を守れる床材もあるため、傷んだ床をリフォームする際は考慮してみるといいでしょう。

■ 山口県での新築工事・内装リフォームは「田村〈侍〉大工工業所」へ!

 

田村〈侍〉大工工業所は、山口県萩市にございます工務店です。
当方が大切にしていることは、お客様が安心して、お家に長く快適に住んでいただけること。
いろいろな人生があるからこそ、一人ひとりに合わせた設計を心がけており、バリアフリーなどにも対応できます。
25年以上大工工事に従事してまいりましたので、豊富な知識を元に、新築工事・リフォームをご提案いたします。
お見積りは無料ですので、新築工事・リフォームをお考えでしたら、お気軽にご相談くださいませ。

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■ まとめ

建物の建てられた時期や、戸建て・マンションなどの違いにより、床の構造はさまざまです。
構造によっては、リフォームの際に制限が出てくるため、工務店などに現地調査を依頼してみましょう。

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